Vol.4 よりよい学習環境の構築を目指して

森本容介准教授(情報コース・情報学プログラム)

2014年5月1日

私の専門は教育工学と呼ばれる分野で、その中でも、ICT(情報通信技術)を活用した高等教育・生涯教育(学習)の改善をテーマにしています。現在は主に、eラーニングシステム・コンテンツや、教育情報の流通・検索システムに関する研究開発を行っています。

よりよい学習環境の構築を目指して
オンラインゼミの様子

さて、情報学プログラムは2013年4月に設置され、第1期生を迎えました。修士の研究では、教育・学習に限らず、コンピュータやインターネットに関するテーマを幅広く取り扱う予定です。研究指導は、情報学プログラムらしくICTを駆使して行っています。ゼミをオンラインで行うと、対面よりも話が脱線しづらく、密度の濃い議論ができると感じています。

【学生の声】
ゼミはひと月半おきに、森本先生と院生2名の少人数で行われております。入学前は、ゼミの度に石川から幕張の本部まで通う覚悟でいたのですが、Web会議システムを使用し、成果物の動画や画像はDropbox※を用いて共有するなどして、距離的な不都合をほとんど感じずに研究指導を受けることができております。

ただ、遠隔でも快適に指導が受けられる環境のため、4月のオリエンテーション以来、全員で直接集まる機会がないのが少し残念(?)に感じることも。ゼミでは、各自が論文のテーマや進捗状況について資料にまとめて報告し、それについて話し合います。自分では思い付かない考え方や話を聞くことができ、毎回、非常に興味深く、良い経験が出来ていると感じております。(高永潤)
※オンラインでファイルを共有できるサービス