Vol.13 3年目の研究室(2015年3月2日)

梅干野晁教授(社会と産業コース・社会経営科学プログラム)

2015年3月2日

3年目の研究室
(左)3DCADシミュレーションを用いた建築の熱環境解析に取り組んでいる小林さん、中島さんとOBの森谷さん (右)PVパネルを取り込んだ住宅の解析例

放送大学に着任して、3年が過ぎようとしております。今年度から、「都市・建築の環境とエネルギー('14)」が開講され、今年は「環境の可視化('15)の収録に追われております。

専門は、都市・建築環境工学、環境設計・計画です。環境負荷の小さい快適な街づくりを目指して、光・熱・空気・水環境などを中心に生活環境に関する研究を行っています。ヒートアイランド対策、都市・建築緑化、クールスポット( 街の中に涼しい生活空間をつくる)に焦点を当てて、3DCADによる熱収支シミュレーションを行い、これらの研究成果をもとに、街のあるべき姿を提案したいと思っております。研究の具体的な内容についてはウェブサイト(hoyano-lab.com)をご覧下さい。

ゼミの雰囲気は、和気あいあいと、しかし議論は厳しく、論理的にストーリーを持って情熱的な発表をモットーにして、毎月1回土曜日一日かけて幕張の放送大学本部で開催しております。皆勤賞の方もおられます。

地方の方はWeb参加で頑張っておられます(できるだけ千葉で参加していただけると嬉しいのですが)。ゼミ発表は、研究発表だけでなく、話題提供や近況報告に分けて、お互い、幅広い話題で刺激し合っています。ゼミの後速やかに、発表内容、ゼミ中の討論や次の作業の内容等をゼミメモとして提出してもらい、これにコメントを付けて返信し、ゼミの再確認をしています。研究の作法を体得していただきたい。きっと将来が開けるものと信じております。