認定心理士の資格取得に必要な科目と単位

お知らせ

認定心理士は、「公益社団法人日本心理学会」が心理学に関する標準的な基礎知識と基礎技術を正規の課程において修得していることを認定する資格です。
認定心理士の認定基準が、2014年4月1日から改定になり、2019年3月31日までは移行措置としてそれまでの基準での申請も可能でした。そのため、「旧基準での申請」と「新基準での申請」が区分されていました。
しかし、2019年4月1日以降は改定となった認定基準のみでの申請となるため、「旧基準」「新基準」の区分はなくなり、「認定基準(2014)」のみになりました。

ご注意

面接授業の心理学系実験科目の受講に際しては、従来から抽選により受講者の決定が行われていますが、2020年度以降、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、対面授業の中止(閉講)、定員削減等の措置をとったことから、現時点では、例年にも増して希望者が多い状態となっており、非常に履修しづらい状況となっています。

このため、本学においては、受講希望者のニーズに少しでも応えられるよう、追加開講やWeb授業(「心理学実験(Web)」)等を実施してきましたが、講師や会場の都合上、限られたクラス数・受講者定員での実施となっています。今後も引き続き努力を重ねて参りますが、認定心理士の資格取得にあたり、計画どおりに履修できない可能性が高くなっていますので、この旨ご理解とご留意をお願いいたします。

資格取得の条件

認定心理士の資格を取得するためには、以下の2つの条件を満たすことが必要です。

必要な条件

  • 大学(大学院)を卒業(修了)し、学士(修士)の学位を取得していること

  • 大学(大学院)で所定の36単位以上を修得していること

放送大学を活用して認定心理士の資格を取得するまでの流れ

大学(大学院)で所定の36単位以上を修得 + 大学(大学院)を卒業(修了)し、学士(修士)の学位を修得→公益社団法人日本心理学会に申請→認定心理士資格取得

認定心理士について詳しくは、日本心理学会のウェブサイト新規タブで開くをご覧ください。

認定基準について

「基本主題」と「副次主題」とは

日本心理学会では、資格取得に必要な単位の認定基準を以下のように定めています。

基本主題
認定心理士に求められる最も重要な必修的知識または技術の部分で単位を認定する主題のことです。
修得単位数(大学で修得した単位数)がそのまま認定単位数になります。
副次主題
当該領域の「基本主題」としては認められないが、若干条件を緩くしてこの領域に含めて単位を認定する主題のことです。修得単位数の半分だけが認定単位数になります。

《認定単位数》を満たすには

資格を取得するためには、認定の対象となる心理学関係科目について、所定の《認定単位数》を修得している必要があります。認定の対象となる科目には、基礎科目(a・b・c領域)、選択科目(d・e・f・g・h領域)、その他の科目(i領域)の3つのグループがあります。
《認定単位数》を満たすには、基礎科目から12単位以上(a領域4単位以上、b・c領域8単位以上、かつ最低4単位分はc領域の単位)、選択科目から16単位以上(5領域のうち、3領域以上で各4単位以上)修得する必要があります。残り8単位はどのグループからでも修得できますが、全体で36単位以上の《認定単位数》を修得していなければなりません。
《認定単位数》について詳しくは、こちらをご確認ください。
認定単位数について

ご注意

認定基準(2014)は、上記の《認定単位数》を充足するだけではなく、《認定条件》も充足する必要があります。

基礎科目の《認定条件》を満たすには

認定心理士の認定基準が、2014年4月1日から改定されました。改定された認定基準(2014)は、《認定単位数》だけを充足していても、基礎科目の各領域で必要とされる《認定条件》を充足していない場合は、不合格になる可能性があります。《認定単位数》の充足だけでなく、基礎科目の各領域で必要とされる《認定条件》を充足するよう、科目を履修するようにしてください。

認定基準: 基礎科目

a領域:心理学概論
認定単位数
4単位以上
認定条件
心理学の基礎分野(知覚・認知・学習・記憶・言語・思考・人格・動機づけ・感情・発達・社会・行動など)を満たすこと
b領域:心理学研究法
認定単位数
b領域とc領域合わせて8単位以上(最低4単位分はc領域の単位)
認定条件
心理学における実証的研究方法の基礎知識を満たすこと
c領域:心理学実験
認定単位数
b領域とc領域合わせて8単位以上(最低4単位分はc領域の単位)
認定条件
実験的方法で知覚や認知、社会など基本的な内容の課題を4つ以上含む計6課題以上を体験的に学習すること

認定基準: 選択科目

d~h領域

5領域のうち3領域以上で各4単位以上(必ず基本主題を含むこと)

基礎科目の《認定条件》を満たすための注意点

1. a、b、c領域は《認定単位数》だけでなく、《認定条件》も充足する必要があります。

《認定単位数》だけを充足していても、基礎科目の各領域で必要とされる《認定条件》を充足していない場合は、不合格になる可能性があります。《認定単位数》の充足だけでなく、基礎科目の各領域で必要とされる《認定条件》を充足するよう、以下の点に注意して、科目を履修するようにしてください。

a領域
a領域の【心理学の基礎分野を満たすこと】という認定条件を満たすためには、下記の『a領域の《認定条件》を満たす科目』の中から必ず1科目履修してください。あとは、基本主題でも副次主題でも構いませんので、残りの必要単位(認定単位数2単位以上)をa領域の対応科目で修得してください。a領域の《認定条件》を満たす科目「心理学概論('18)」「心理学概論('12)」「心理学入門('06)」「心理学初歩('02)」
b領域
b領域の【心理学における実証的研究方法の基礎知識を満たすこと】という認定条件を満たすためには、下記の『b領域の《認定条件》を満たす科目』の中から必ず1科目履修してください。さらに、統計学に関する科目を認定単位数1単位以上履修する必要があります(「心理学統計法('21)」や「統計学('19)」など)。b領域の《認定条件》を満たす科目「心理学研究法('20)」「心理学研究法('14)」「心理学研究法('08)」「心理学研究法('03)」

b領域の認定条件を満たすための統計学に関する科目について
統計学に関する科目は、放送授業だけでなくオンライン授業や面接授業でも履修可能です。ただし、認定単位数1単位以上の履修が必要です。
放送授業・オンライン授業、および2011年度以降の面接授業の統計学に関する科目については、「年度別資格取得対応項目一覧」の備考欄に「統計学に関する科目」と記載しています(2010年度以前の科目については、ご自身で判断してください)。

c領域
c領域の認定条件を満たすためには、基本主題となる心理学実験の科目(面接授業)を3科目以上履修してください。c領域の認定単位数(4単位以上)を満たすだけであれば、副次主題となる面接授業(認定単位数は0.5 単位)を多く履修してもよいことになりますが、副次主題の科目が多い場合、履修した科目の内容がc領域の認定条件をクリアしていないとみなされると不合格になる可能性もありますので、ご注意ください。c領域の《認定条件》を満たす科目心理学実験の基本主題の科目(面接授業)を3科目以上履修してください。
【典型的な基本主題の科目】
「心理学実験1」「心理学実験2」「心理学実験3」「心理検査法基礎実習」など

面接授業科目には受講定員が設けられています。定員を上回る科目登録申請があった場合は、抽選を行います。

2. b領域とc領域で合計8単位以上(認定単位数)という計算の仕方になります

「b領域とc領域を合わせて8単位以上の修得」と、「c領域は最低4単位以上の修得」の両方を満たす必要があります。それに加え、b領域・c領域ともに上記の認定条件を満たさなければなりません。c領域に対応する面接授業科目のみで8単位以上の単位修得をしても、認定条件を満たすことはできません。

基礎科目の《認定条件》を満たしているかどうかについては、本学のウェブサイトで公開している「認定心理士単位表作成ツール」を参考にしてください。《認定条件》を満たしていない場合、赤字でメッセージが表示されます。
ただし、他大学で修得した単位や、統計学に関する科目については、チェックができませんので、ご注意ください。

放送大学の対応科目について

1985年以降、放送大学で開講した科目のうち、教養学部の放送授業、教養学部の面接授業、大学院の放送授業において、認定心理士の資格取得に利用できる科目を掲載しています。詳細は、下記のリンク先をご覧ください。

認定心理士単位表作成ツール

操作方法の更新により「様式 4 」が作成しやすくなりました。
操作方法については、操作マニュアルをご確認ください。

本学の「認定心理士単位表作成ツール」は、すべての放送授業科目と2011年度以降のc領域の科目について、科目を選ぶだけで必要な項目が自動で入力されます(c領域の心理学実験に関する内容欄は手入力する必要があります)。
このツールは、認定基準を満たしていない場合、赤字でメッセージが表示されるため、認定条件の確認や履修計画を立てるときに便利です。ただし、他大学で修得した単位や、統計学に関する科目については、チェックができませんので、ご注意ください。
作成した単位表を印刷すると、そのまま郵送での申請に利用することもできます。

郵送での申請の場合

様式3「認定心理士関係科目修得単位表」や様式4「基礎科目c領域実験・実習課題リスト」を簡単に作成することができ、印刷した「様式3」「様式4」はそのまま申請に利用できます(郵送での申請の場合は、本学心理学担当教員の証明が必要です)。

電子申請の場合

「様式3」は赤字のメッセージが表示されなくなるまで修正し、認定基準を充足していることの確認用としてご利用ください。確認後、日本心理学会ウェブサイトの電子申請画面から「様式3」「様式4」の内容について直接入力して申請してください。

申請について

申請方法について

認定心理士の資格取得をするには、日本心理学会に申請する必要があります。申請方法は郵送と電子申請の2つの方法があります。申請方法については、認定心理士の申請方法をご確認ください。

日本心理学会への申請に必要な書類について

日本心理学会への申請に必要な書類は、日本心理学会のウェブサイト新規タブで開くをご確認ください。また、郵送での申請と電子申請では必要な書類が異なりますので、ご注意ください。

申請に必要な書類のうち、シラバス(授業概要)については、以下の方法で入手してください。

《放送授業科目》

1章から15章までの詳細が記載されたシラバスの提出が必要です。
シラバスは、授業科目案内から印刷してください。
(教養学部は1984年度以降、大学院修士課程は2002年度以降に開設されたすべての科目シラバスが掲載されています。)

《面接授業科目》

『面接授業時間割表』から当該科目の授業概要をコピーしてください。
2009年度以降の科目は、こちらシラバス検索新規タブで開くからでも印刷できます。

「心理学実験(Web)」のシラバスは「心理学実験(Web)」のシラバスから印刷してください。

インターネットからダウンロードできない場合や、面接授業の古いシラバスについては、最寄りの学習センターでコピーを入手してください(古いシラバスはお時間をいただくことがあります)。

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