2017年度第1学期以前に大学(大学院)に全科履修生(修士全科生)として入学し、現在在学中若しくは卒業(修了)している場合は、【経過措置ルート】(D・E・Fルート)での受験資格取得方法となります。
【経過措置ルート】で公認心理師の受験資格を満たすには、「法第7条第1号及び第2号の省令で定める科目」(必要な科目)において、特例で定められた「経過措置対応科目」の単位修得が必要です。
「公認心理師法」で定められている公認心理師の経過措置ルートでの受験資格は、以下の4つです。
2017年度第1学期までに放送大学大学院の臨床心理学プログラムに修士全科生として入学し、「経過措置対応科目」の単位を全て修得して修了した場合。若しくは、現在修士全科生として在学中(2017年度第1学期以前の入学者に限る)であり、学籍が切れる前までに「経過措置対応科目」の単位を全て修得して修了する場合。
Dルートにおける「経過措置対応科目」とは、「大学院における必要な科目」のうち、特例で定められた科目です。「経過措置対応科目」は「大学院における必要な科目」10科目のうち、指定の6科目以上の単位を修得する必要があります。放送大学大学院の「経過措置対応科目」は、こちらをご確認ください。
修得条件を満たすには、「大学院における必要な科目」それぞれにつき、1科目の単位修得が必要です。
例えば、Ⅱに求められている条件は、【⑥~⑨の4科目のうち2科目以上】のため、「⑥心理的アセスメントに関する理論と実践」・「⑦心理支援に関する理論と実践」に対応する「経過措置対応科目」をそれぞれ1科目単位修得していればⅡの条件を満たすことができます。しかし、「⑥心理的アセスメントに関する理論と実践」に対応している「経過措置対応科目」を2科目単位修得していても、Ⅱの条件を満たしたことにはなりませんので、ご注意ください。
Dルートで受験資格を得ることができません。
学籍が切れる前までに「経過措置対応科目」の単位を全て修得して修了すれば、Dルートでの受験資格を得ることが可能です。新規開講される放送大学大学院の「経過措置対応科目」は、毎学期の科目登録申請前に、ホームページに掲載いたします。
2017年度第1学期までに放送大学教養学部に全科履修生として入学し、「経過措置対応科目」の単位を全て修得して卒業した場合。若しくは、現在全科履修生として在学中(2017年度第1学期以前の入学者に限る)であり、学籍が切れる前までに「経過措置対応科目」の単位を全て修得して卒業する場合です。なお、入学から卒業までの間に「経過措置対応科目」の単位を全て修得することが条件であり、本学のどのコースに在籍しているかは問われません。
Eルートは大学卒業後に大学院に入学し、「大学院における必要な科目」の単位を修得して修了することが必要です。
なお、放送大学大学院のカリキュラム開設は現在検討中であり、今後の対応については現時点では未定です。
Fルートは大学卒業後に法の規定する認定施設においての実務経験2年が必要です。プログラムを設けた施設については、こちらをご覧ください。
「大学における必要な科目」において、特例で定められた科目です。「経過措置対応科目」は「大学における必要な科目」のうち、指定の12科目以上を修得する必要があります。放送大学教養学部の「経過措置対応科目」は、こちらをご確認ください。
修得条件を満たすには、①~㉓の「大学における必要な科目」それぞれにつき、1科目の単位修得が必要です(面接授業は2科目必要)。例えば、Ⅰの求められている条件は、【①~⑤の5科目のうち3科目以上】のため、「①心理学概論」・「②臨床心理学概論」・「③心理学研究法」に対応する「経過措置対応科目」の単位をそれぞれ1科目分修得していればⅠの条件を満たすことができます。しかし、「①心理学概論」に対応している「経過措置対応科目」を3科目単位修得していても、Ⅰの条件を満たしたことにはなりませんので、ご注意ください。
また、⑮の科目はⅣかⅤのどちらかの領域で1科目しか利用できません。
E・Fルートで受験資格を得ることができません。
学籍が切れる前までに「経過措置対応科目」の単位を全て修得して卒業すれば、E・Fルートでの受験資格を得ることが可能です。新規開講される放送大学の「経過措置対応科目」は、毎学期の科目登録申請前に、ホームページに掲載いたします。
〒261-8586 千葉市美浜区若葉2-11
Tel:043-276-5111 Fax:043-298-4376